東京ジャーミイ


久しぶりに東京ジャーミイへ行って来ました。

東京ジャーミイは、日本最大のオスマン様式のモスクです。

中に入ると素晴らしい美しさに感動。
モスク内はストール着用です。(貸し出し用もあります。)

この日、別館ホールでスーフィーの楽器とトルコ音楽コンサートが開催されていたのですが、民族楽器が脳の活性化へ与える影響という、また違った切り口からの仁科エミ先生の研究データも興味深いものがありました。

西アジアの民族楽器には、可聴域上限を超える高周波が豊富に含まれているという研究結果のデータが見られ、やはりという感じでした。

自然界や古楽器には、非整数次倍音が含まれていて、そのゆらぎが身体と共鳴して癒しが起こる、というのは周知していましたが、実際に脳波や音を分析したデータに納得しました。

このハイパーソニック・エフェクトという、可聴域上限を超える高周波には、基幹脳(脳幹・視床・視床下部)の活動を劇的に高め、
自律神経、内分泌、免疫系を高めるとともに、美しさ快さ、芸術と深く関わる脳の報酬系の活動と連携して向上させているのだそう。

残念ながらCDなどの機器ではカットされてしまうそうで。

レコードには含まれているのだそうで、LP→CDに転換されていき、何か違うと直感した方々が研究を重ねたのだそうです。

また生物の進化の過程でその環境が解離してしまうと、その種は絶滅していくという話も興味深く、
人間が進化していった場所はアマゾンの森、そこには主に虫達の高周波が豊富だそうで、


都会の雑踏や電気機器に囲まれた生活が、人間にとってどれほど合わないものか、鬱や自律神経の不調によって起こる病に対して、投薬療法以外の療法になる可能性を感じました。

すごいなぁと関心したのが、サワリやザワリといって倍音をより響かせるために弦につけるパーツがあり、実際の可聴域では聞き取れないにも関わらず、美しい音色が響くとキャッチしていた昔の人達の感覚と知恵。

古代の人達は、自分の楽器を持っていて、それで心身の不調を和らげていたとか。

私も中東のタイコ、ダルブッカを習っていますが、タイコはどの国のものも倍音を含むのだそうです。

仕事で疲労して頭が働かなかったけど、タイコレッスンに来たら、すごくスッキリしたと生徒さんが言ってたことがあるのですが、これには理由があったのですね。

よしタイコの練習がんばるぞ💪

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