12/15Orontes Trio来日公演後記
MIHOさん主催、スペインから来日中の、地中海〜アラブ〜アフガン音楽を奏でるOrontes Trioの東京公演でした。
東京公演2日目は、オープニングアクトにアフガニスタン音楽のちゃるぱーさ+寺原太郎さんと、Orontes Trioとのコラボはバイオリンの及川景子さん、ダラブッカTakseemaさんとご一緒させていただきました。
心豊かで贅沢な時間でした。
お越しいただいた皆様、ありがとうございます。
共演者の皆様、スタッフの皆様、大変お世話になりありがとうございました。
Orontesのメンバーは皆気さくで明るい方たちでした。
ミュージシャンもダンサーさんも皆さん語学が堪能で、通訳していただき助かりました。
単語しか話せない自分が恥ずかしかったですが・・
日本語でも結構伝わった気がする、、むしろ日本語の方が伝わった気が。。
今回私の踊った曲は、Orontes TrioのNewアルバムから、Dimashq Bluesという曲を選曲しました。
遥か古を思わせるイントロから始まり、歴史の中で繰り返されてきた哀しみや辛さ、現代未来へ馳せる思いを感じさせる曲でした。
及川さんのバイオリンとTakseemaさんのダラブッカで更に深みが増し、たくさんのインスピレーションを受け音と一体になった瞬間は、最高の至福でした。
そのあと、この部分はこう表現した方が良かったなぁと沸沸と湧いてくるのですが。。
終演後に、ミチェルさんのラバーブに触らせてもらい、もはや美術品としか言えない美しさに感動しました。
音色はどこか聞いたことのある懐かしい音楽、と思っていたら三味線と同じ3弦、そこに共鳴弦が張り巡らせられた構造でした。
動物の骨や角から作られたピックがまた美しく。
その晩ははうちの庭にキリンか恐竜か大きな動物の骨が埋まっている夢を見て、一瞬昨晩の出来事は全て夢だったのかと思うほどでした。
この日身に付けていたのは、コンガラヤさんのラピスラズリのアフガンジュエリー。
自分のアートを高めてくれる物が、アフガンの人達や伝統を守ることに繋がるから、高価でも本物を身に付けたいと思う。
リスペクトの気持ちを込めて。
お金を寄付することも良いことだと思うけれど、アートで貢献できることに意義を感じる。
メンバーの皆さんから、メッセージ入りサインCD。
私のダンスもとても気に入ってくれたようで、嬉しかったです。
この日は母と叔母が一緒に見に来てくれました。
音楽や芸術を愛する人達なのでとても喜んでいました。
私のダンスも、ようやく少し褒められた・・
実は今年、母の乳がんが発覚し秋に手術をしたのですが、観に来てもらえて本当に嬉しかった。
芸術のすばらしさ、心の豊かさがなにより大切だと教えてくれたのも母でしたし、
ここまで情熱をもって続けてこられたのも、母たちの存在がそうさせてくれたのかもしれません。
Orontes後記が母への想いに変わってしまいそうなので、このあたりで・・(笑)
彼らはこれから大阪、福井、神戸とツアーをして帰国するそうです!
素晴らしい出会いにSalud!!